Urchin インストール


Urchin のインストールを行なう前の留意点および検討項目を説明致します。
また、下記にインストールの概要を項目別に示しますので、ご参考にしてください。
実際のインストールは、インストールマニュアルをご参照ください。 


インストールについて

  • Windows の場合、管理者としてログインした状態でインストールを行なってください。

  • UNIX タイプのシステムの場合、どのようなユーザー権限でもインストールは可能ですが、ファイル システム内の書き込みが制限されている領域にインストールするには、スーパーユーザーとしてインストールする必要がございます。

  • Urchin には設定やレポート送信に使用する Apache ウェブサーバーがバンドルされています。既に、Apache サーバーがインストールされている場合でも、他のプロセスで使用しているポートが重複しない限り動作することができます。

  • Urchin レポート データベースをどれくらいの期間保存するか予想し、ディスク容量の余裕のある場所 (最低でも数100メガバイト) に Urchin 6 をインストールしてください。ちなみに、Urchinレポート データベースは生ログの約10%の容量とお考えください。


環境について

  • ウェブサーバーのログ ファイルへのアクセス権限を持っている必要がございます。 ログがリモート システム上にある場合は、ログの取得に使用するアカウント名とパスワードも必要です (FTP/HTTP/HTTPS/UNC)。

  • Urchin ではカスタマイズされた形式のログでも対応できますが、標準の形式である Extended Combined ログ形式 (NCSA または Apache ログ)、または W3C Extended ログ形式を使用することをお勧めします。

  • 大量のデータを処理する場合の処理時間を確認するためには、Urchin プロセスの実行スケジュールを選択する必要がございます。


トラッキング方法について

  • ユニークユーザーをトラッキングするには、Urchin独自のUTM(Urchin Traffic Monitor)を使用する必要があります。

  • ユニークユーザーのトラッキングを行なわない場合、IP と ユーザー エージェントを使用します。
    検索エンジンのクローラーなどのアクセスもPV数に含まれますので、留意してください。


パフォーマンスについて

  • 解析済みのログデータをアーカイブ、または削除したい場合は、各ログ ソースの詳細設定で設定する必要があります。

  • Urchin レポート データベースを削除する機能はございません。レポート データベースを保存する期間をあらかじめ決めて手動で削除し、ディスク容量を節約してください。
    また、解析データを特定の日付より前のデータベースを圧縮するよう設定することもできます。

  • ログ処理時に Urchin が使用する RAM の容量を制限するための設定を行ないます。 Urchin によるメモリー使用の増加に備え、ソフトウェアのメモリー設定を調整し処理パフォーマンスを最大限に高めるため、余裕のあるシステム RAM 容量を設定してください。

  • Urchin インストールディレクトリ以外にレポート データベースを保存するよう設定できます。 十分なファイル システム容量がある場所に割り当てることができます。


リモート アクセスについて

  • Urchin にバンドルされている Apache ウェブサーバーには、SSL サポートがコンパイルされています。 SSL はデフォルトで無効に設定されていますが、必要に応じて有効化することができます。

  • ネットワークのファイアウォール、プロキシ サーバーなどが Urchin のリモート アクセスに影響を与えないよう設定する必要がございます。