アクセス解析選択のポイント

自社サイトの目的から、3種類のアクセス解析ツールからどれを選択するの大事なポイントです。


●ECサイトのように商品を購入してもらう、会員に登録してもらうことが目的

 ・Webビーコン型のツールを選択した方がよいでしょう。

 ・Webビーコン型のツールは、集客情報やコンバージョン情報などレポートします。

 ・Webビーコン型の有償ツールか無償ツールを選択するかは、サイトの規模などによってご検討ください。


●自社の事業内容や商品などの告知が目的

 ・Webサーバログ型のツールを選択した方がよいでしょう。

 ・Webサーバログ型のツールのレポート項目は少なくわかりやすいですが、Webビーコン型のツールはレポートが複雑です。

 ・一般的には、Webサーバログ型の無償ツールをご検討ください。

 ・セキュリティを担保したい場合は、有償のツールを選択してください。

 ・企業のコンプライアンス上、無償のツールを使用できない場合は有償のツールを選択してください。




Angelfish vs Google Analytics

Webサーバログ型の Angelfish  と Webビーコン型のGoogle Analytics を比較してみます。

下記内容を参考にぜひ御社にマッチしたアクセス解析ツールを選択してください。


 ●Angelfish

  ・ログ情報は外部に出る事はなくネットワーク上で管理できる。

  ・解析対象ページに特に制限はない。

  ・イントラネット内のWebサーバも解析できる。

  ・ライセンスをご購入していただく必要がある。

  ・スパイダーやロボットのアクセスも含めることができる。

  ・ダウンロードファイルのレポートができる。

  ・リンクエラーやヒットなどのシステム情報がレポートできる。



 ●Google Analytics

  ・ログ情報はインタネット上に流れる。

  ・解析するページにタグの埋め込みを必要とする。

  ・インターネットに接続していないと解析できない。

  ・無料で使うことが出来る。

  ・スパイダーやロボットのアクセスはレポートできません。

  ・ダウンロードファイルは仕掛けをしないとレポート出来ません。

  ・レポートは豊富である。



Google Analytics について

Webビーコン型の代表的なサービスである Google Analytics について説明します。


 ●メリット

  ・サービスが無料である。

  ・最新のアクセスログ解析結果がどこからでも閲覧できる。

  ・高機能ツールUrchinのノウハウを用いた有意義なレポートが閲覧できる。

  ・アドワーズ広告の効果測定が容易に行え、広告出稿の最適化が実現できる。



 ●デメリット

  ・解析を行うにはタグの埋め込みが必須となり、多少の作業負荷がかかる。

  ・cookie の使用、データの Google への帰属など、企業のコンプライアンス上の問題になる場合がある。

  (「利用規約」では、収集したデータは Google および子会社が保持、使用できると記載)

  ・ASP サービスゆえ、 Google の状況にすべてが依存する。

  ・レポートが複雑でどこを見たらよいかわからない。